韓国語の効果的な学習法

韓国語はハングル文字が非常に難しい印象を与え、大変そうに感じます。しかしハングル文字はいわゆる平仮名のような存在であり、文法に関しても日本語と同じです。英語などのように主語や動詞の順番が異なっているから学びにくいことはありません。文法が同じだからこそ、学び方さえきちんとしていれば確実に覚えられます。

最初のステップはハングル文字を習得することです。ハングル文字は母音のパーツと子音のパーツで構成されています。母音と子音の構成パターンには左右や上下があり、子音字と呼ばれるものが入って3つになっているものもあります。ハングル文字によっては発音が似通っているものもありますが、ハングル文字を見ればそれが全く違う文字であることがわかります。日本語の母音は5つですが、韓国は8つあるなど違いが色々とあります。ただそれらを覚えていくことでだいたい何が書かれているかはすぐにわかるようになります。まずはこのハングル文字を習得することが最初のステップです。

その次は単語をひたすら覚えていくことです。どこから手をつけていいかわからない場合は韓国語の挨拶などから始めるのがおすすめです。そうすると何を言っているかがすぐにわかり、文字を見ただけでなんとなくわかるようになります。他にも食べ物や主要な地名などを覚えていけば日常会話をある程度理解できます。韓国ドラマが好きであれば、韓国ドラマの字幕を見ながら何度も見ていくことでどの単語がどの部分に該当するかなどのことが判別可能です。これと一緒に文法を覚えていくことで文の構成などが理解でき、丸暗記ではない形で単語や文章がしっかり理解して吸収できます。

この時におすすめなのがテレビやラジオで放送されている韓国語の講座を見ることです。4月から始まっており、韓国語を一から学べます。ここに登場している言葉を覚えていけば自然とレベルを上げていけます。リアルタイムでやっていくのもいいですが、途中からでも始められるように本屋には少し前のテキストが置いてあります。こうしたものを見ながら勉強し直していくことで自分のペースで勉強が可能です。文法なども紹介されていますが、その時点で突き詰めて勉強する必要はありません。あくまでも単語や文章を中心に覚えていき、文章の構成を知れる程度に文法を覚えていくような感覚で大丈夫です。

ある程度の単語と文章、文法がわかれば次はよく会話で出てくるフレーズなどを丸暗記していくことが効果的な学習方法です。長い文章ではなく、短い文章で覚えていくのがコツです。日常会話で出てきそうなものを韓国語で覚えていくことで理解力を高めていけます。また新聞などに書いてある日本語をもし韓国語にしたらどうなるのかというのを遊び感覚でやっていくことも効果的です。結局楽しみながらやることが大事であり、いかに遊び感覚で勉強していくかが問われます。もしくは韓国ドラマで気になったセリフを丸暗記するというのでも大丈夫です。

ここから先は韓国人に教えてもらいながら上達させていくことが効率的にベストです。日本にはコリアンタウンが多くあり、東京では新大久保が有名です。最近勉強し始めたということを伝えた上でコミュニケーションをとっていくことで、相手にどのように伝わっているかがわかります。人によってはいきなり韓国に飛んでそこで実践する人もいますが、これだと通じなかったときにかなり心細くなってしまいます。最初のうちは日本に住む韓国人に対してコミュニケーションをとっていけばそれで十分です。大事なことは発音と文章を組み立てていくことであり、完璧である必要はありません。

一方で韓国語教室に通ったり、個人レッスンをお願いしてそこで上達させていくやり方もおすすめです。上のレベルを目指して日常会話レベルなら確実にこなせるところにまで持っていくことが目的です。通学型の教室だったらグループレッスンやマンツーマンレッスンでしっかり学ぶことができます。また、個人レッスンはカフェなどで行えるため、友達感覚で会話をしていき気になったところを指摘してもらえば自分のクセなどを客観視できてさらに向上します。日本人同士の会話でもくだけた表現でのやり取りをよくしますが、韓国でもそれは同じです。そこのレベルにまで達すれば、もはや学習できたといっても過言ではありません。

楽しく勉強していくという点では韓国ドラマだけでなく、バラエティ番組や音楽番組などを見て勉強することも1つのやり方です。ケーブルテレビなどでは韓国に関するチャンネルがあり、ニュースやエンターテイメントの番組などが流されています。韓国ドラマに限れば多くのテレビ局で再放送されており勉強していく素材に事欠きません。韓国旅行に出かける時にはある程度のことがわかっている状態で行ければより韓国旅行が楽しめます。大事なことは常に学習意欲を持ち続けることです。まずはこれなら興味を持って続けられるというのを見つけ、それを続けていくことが求められます。