通学型韓国語教室の特徴

韓国語を学ぶにあたって真っ先に思い浮かべるのは教室通いをすることではないでしょうか。現在ではオンラインで学べる仕組みもあるために通学をする方法ばかりが選択肢ではありません。費用についてもオンライン型の方が安上がりなことが多く、こちらの方に魅力を感じる人もいるようです。しかし通学型ならではの良さもあり根強い人気も誇っているのです。

通学型のメリットに、まず学習リズムを持てることが挙げられます。基本的に決まった曜日や時間での固定となりますが、それによって生活の中に勉強の時間を確実に取り入れていくことが可能です。オンライン型ですと好きな時に学習ができますからそれも魅力的ではあるものの、ただ自由度が高いと意外とやらない人も多いのではないでしょうか。いつでもできるという気持ちは、自分を怠けさせてしまう一面もありますので、自由に利用できるのは必ずしも良いことばかりではありません。続けていくには予定をしっかりと入れておくことも大切なため、学習リズムを作るという意味で通学をすることには強みがあります。

一緒に韓国語を学ぼうとする仲間ができるのも良さと言えるでしょう。韓国語に限らず外国語を学ぶ際には一人でスタートすることが多いはずです。ところが孤独に学ぶのは意外と大変なものです。学習を止めるのも自分の自由ですから気持ちもめげやすいです。実際に気持ちが折れて止めてしまう人は多いですから、それが地道な学習の難しさの表れとも言えるでしょう。

一方で一緒に学べる仲間がいる場合は違った経過を歩めるはずです。くじけそうになった時でも励まし合うことができ、苦楽を共にすることで心の支えとなります。そして仲間は時に良いライバルにもなってくれることでしょう。自分よりできる人の存在は良い刺激になるため、もっと頑張りたいという気持ちも育んでくれるはずです。お互いを刺激し合いながら学習ができるのは通学ならではの良さで、一人きりの勉強では得られない強みと言えます。

講師陣のレベルが高いために学習能率がアップするのも通学型ならでの魅力です。韓国語を学ぶにあたり指導力は非常に重要です。教え方が上手くないとなかなか上達が見込めないものですので、いかに上手に教えてくれる人との出会いがあるかが成功の分かれ目とも言えます。韓国語教室ですと講師のレベルが高いことが多く、一定の水準をクリアしている人物だけが講師として用意されていますから、全体的に指導力には期待ができるでしょう。

ただし、講師の能力には多少のバラつきがあるのも否めないです。そこは人間ですから必ずしも全員に満足ができるとも限らず、また相性の問題も生まれます。勉強のために利用しているとは言え、教え方の好みや人としての好き嫌いも出てくるものですから、講師の中でも分別してしまうのです。この点に関してはレッスンを体験してみないと分からないために判断は難しいのですが、できれば複数の教室及び沢山の教師とのレッスンを通して自分にとって良いと思えるところを探すことが大切です。

なお一方のオンライン型の場合は講師の質がどうなのか気になるところですが、質に関してはかなり幅が広いことがあります。中には優秀な講師もいると思われますが、一方ではそこまで優れていると思えない講師もいるはずです。料金が安い分、講師陣のレベルもそれなりで、学生のアルバイトが講師をやっているケースもあるほどです。

効率の良いカリキュラムを提供してくれるのも通学型の良いところでしょう。そもそも韓国語を学ぶと言っても人それぞれでレベルが異なり、そして目的も違っているはずです。それにもかかわらず無計画な学習では効率的に学ぶことは難しいと言えるでしょう。

韓国語教室ならば個々のレベルや目的に合わせてレッスン内容を調整してもらうことが可能です。そして段階を踏まえて適宜レッスン内容も変化させていくため、それぞれのペースでスキルアップさせていくことができるのです。きちんとした学習計画があると成長を実感しやすいですし、目標も持ちやすいですから励みにもなるのではないでしょうか。

ここまではメリットをメインに挙げてきましたが、デメリットもありますので紹介してみます。

まずペースによっては学習量として少なくなることです。自宅で闇雲に学習をするよりも効果は大きくなると言えるものの、仮に週1のペースですとそこまで濃密に学習をすることはできません。韓国語をしっかりと身につけるには時間も必要なため、もっとちゃんと学ぼうとしたらできるだけ教室へ行く回数を増やした方が良いでしょう。

通学自体が目標になりがちになるのも注意したいところです。当初は韓国語を学ぶ熱意もあったはずではあるものの、いつからかモチベーションが低くなるというのはありがちです。そのため、とりあえずの気持ちで教室へ行くという状態に陥るのも珍しいことではありません。結局のところは気持ちも大事であり、しっかりとモチベーションを維持することを考えながら教室を利用することが、上手く学習できるかどうかのポイントになると言えるでしょう。